社会の窓から

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2020.1.26 ギリシャに戻って想うこと Ⅱ  コンデンスミルク三世&一世


★>○○○○はギリシャの島に戻って来て嬉しそうです。ベトナムもバンコクも大気汚染が凄いのと、そこで育った野菜や肉、プラスチックご飯に耐えられなかったようです。私はアジア人なのでそれが普通で育ってますが、ギリシャ人にはご飯じゃなかったみたいです。
 
↑その気持ち、実によくわかります。ベトナムのサパで一週間ほど一緒に行動したドイツの女の子三人組(日本人を差別するベトナム人の運転手たちに暴行を受けているところを助け出してくれた)、から、ひと月ほどのち、その後の東南アジア旅行の最中に遭遇した、様々な‟unbelievable!”な(彼女たちにとっては最悪の)出来事について、長々とメールでの報告を受けたことがあります。僕は日本人なので彼女たちの気持ちはよくわかる(基本的には全面賛同する)のですが、同時にアジア人でもあるから、彼らの気持ち(東南アジアの文化)も分かるのです。小七のションベン問題に、日本人として毅然な態度を見せなきゃいかんのでしょうが、出来ないのと同じです。グレタさんのアピールに(基本的には)賛同したいのだけれど、そうもいかない、、、、これも同じでしょう。
 
★>ギリシャに戻って1ヶ月以上ぶりに太陽みました。バンコクは行ってすぐはまだ太陽が見えてましたが、ベトナムから戻るとオーストリアの山火事の影響かずっと空が真っ白でした。人は汚染された空気を吸い、食べ物を食べて、病気になって薬を飲んで、この世界どういう意味があるのかと思ってしまいます。ヨーロッパの方がいい食べ物、いい空気がありますが、アジアの方が人が明るいし、何もないながらにも人生楽しんでると思います。
 
↑以前「アテネから香港で~イランの上空で想う事」という記事を書いたことがあります。それまでずっと快晴だった空が、アフガニスタンからパキスタンに移るヒンドゥクシュ山脈の南の延長付近に差し掛かった時、突然雲に覆われました。快晴のヨーロッパ(中東も)と、うっとおしいアジアと、どちらが良いのでしょうか? 話が逸れますが、蝶の写真は、ヨーロッパなどの方が、圧倒的にきれいに(高い成功率で)撮影できます。雨ばっかりのアジアでは、10枚写して1枚ほどしか真面な写真が撮れない。悪天候が続けば、写真撮影どころか、一週間ぐらい全く蝶の姿さえ見ない。でも、梅雨の合間の一瞬の太陽、その瞬間に、チョウたちが一斉に姿を見せる。この感動は、アジアでしか得られないものだと思っています。もっとも、日本はアジアの中では(人間生活の中で形成された部分もあるのでしょうけれど)「空気」はヨーロッパと共通するところ(基本清潔)がありますね。この間、香港での打ち合わせを終えて地下鉄の駅に戻るとき、「僕は香港の空気が好きなんですよ」と言ったら、日本に留学していたことのある編集者は「え~~そんなことないです、私は日本の空気の方が圧倒的に好きです」と同意して貰えませんでした。まあ、どっちも、(正反対の)良さと悪さがあるという事です。
 
★>その辺りは○○○○もアジアの方が好きみたいですが。
 
↑そこが、○○○○の○○○○たる(他の欧米人とは異なる)所以ですね。三世と○○○○、‟別れちゃえばいいのに”と無責任に思ったりもしますが(笑)、その辺の、微妙な感性・価値観の(反対方向から同じところに向かうと言ってよい)共有が、強い絆を保ち続けているのだと思います。僕としては、それが綻びかける度に、「もうダメだ!」とか愚痴を言ってきたり、助けを求められたりしているわけで、最初のうちは真面目に心配していたのですが、最近は(なんだかんだ言いながらどうせ元に戻るのだから)「勝手にしろ」という心境になっています(笑)。
 
★>今日はヤフーニュースでアウシュビッツで生き残ったユダヤ人の記事が出てきました。ヤフコメを見ていると、ナチス最低だという記事が並ぶ中、それを否定した人が一人いましたが、やはり叩かれていました。ちゃんと専門家の話を調べろと。その人は調べた結果の事を書き、ナチスがいいともユダヤが悪いとも書いていないのに。相撲問題です。
 
↑ヤフコメは。プラットホームが異なると、全く違う人種(意見)の塊になって仕舞うのです。一度試しに全く同じコメントを、異なるプラットホームに同時投稿したことがあります。一方は(例えば、ということで、少し誇張して言いますが)賛同/反対が100対0、もう一方は0対100だったりします。意見に賛成かは早い話、どっちでも良いのです。怖いのは、一方だけに固まって、他を排除することです。コメントの評価が、18対17とかになってる時が、一番嬉しいですね。
 
★>以前も話しましたが、前世はこの辺(ナチスだったかユダヤ人だったかわかりませんが)に関わっていたような気がします。ユダヤ人はまじ悪猿です。ユダヤ人が自らイスラエル建国するためにやったことじゃないかと思います。今の世の中、世界を裏で操ってるのはユダヤです。これも猿らしい考えです。
 
↑僕もユダヤ人は(韓国人同様に)体質的に受け容れ難いところがあります。でも、こんな話(ごく最近ネットニュースに紹介されていた)もあって、それもまた、なるほどなあ、とそれなりに納得しています。ナチスの虐殺。生き残った人たちが、絶対許せない、と復讐(ドイツ人虐殺・撲滅)計画を企て、実行に移そうとした。なぜか、すんでのところで、どの計画も(偶然の出来事の介入によって)失敗しているのです。今の生き残っている数人のメンバーは、自分たちの考え・行動は、絶対に間違っていない。自分たちがいなくなっても、いつか、あとを継ぐ有志が実行する、と。
 
★>○○○○も人間は猿のということで、彼の中の世界問題は解決したようです。
 
井伏鱒二の(戦時中に書いた)短編に、こんなのがあります。ある意味、かなりグロい内容です。少女が強姦されて殺され、死体が裸のまま、検死室のベットに横たわっている。父親がやってきます。
検視官が問いかけます。犯人は許せないですね、極刑に処されるでしょう。父親は意外な返答をします。許してやって欲しい。娘に、最後に交わってくれたひとだから、、、。
 
僕は、死刑制度だけは、どんなことがあっても反対します。