社会の窓から

社会の窓を開け放ち、世界の人々と交わろう。

2019.9.16 日記 「アテネから香港へ(日記2019.8.29)/中東の上空で“香港デモの正義の根源”についての想いに耽る」付記、および「ジーン・バッキー逝去」付記

追記①
「アテネから香港へ~」は、いつものごとく(笑)あちこち寄り道をして、ずいぶん長い記事になってしまいました。写真も大量に入れたので、最後まで読んで頂いた方はどれほどいるでしょうか? そんなわけで、僕が最も伝えたかった内容が、記事の最末尾に来てしまい、その前にどっさり紹介した写真の所で完結と思われた方が多いのではないかと思われます。ということで、その末尾の部分だけを、再掲載しておきます。

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最後に、もう一つ「予言(?)」を行っておきます。これも前回(2019.8.4)の「現代ビジネス」に書こうとしていたのが、削られてしまった部分です。むろんほとんど冗談で、こんな状況になるわけはありませんが、長い目で見るとあっても不思議じゃないという気もします。

僕がもしキンペイ(中華人民共和国国家主席)だったら。

香港民主派の要求を全部受け入れるだけでなく「香港独立」を承諾します。そして、国交を断絶する(笑)。

今の中国にとって、香港は取るに足らない存在なのではないかと。「面子」の問題(これが実に大きいのですが、笑)を除けば、香港などあってもなくてもどうでもよい。

面積は1万分の1ほどにすぎません。資源があるわけでも、これといった地場産業があるわけでもない。同じ小さな国でも、モナコとかリヒテンシュタインのように由緒ある「王国」でもない。シンガポールのように、「地の利」に恵まれているわけでもありません。

エリートと金持ちが数多く住んでいる、それだけです。エリートや金持ちなら中国本土にも腐るほどいます。「空港」を言うなら、目と鼻の先にある深圳空港をリニューアルして巨大化すればいい。中国ならすぐにやれます。

国交断絶しちゃえは、香港の市民は大喜びでしょうね。でも、本土に渡るのは難しくなっちゃいますよ。本土の人は、別にわざわざ香港に行かなくてもよいだろうけれど、香港の人は困るんじゃないでしょうか。

でも、それが究極の望み(いや、本当は「中国本土を“民主化”して香港のものにしたい」のかな?第二次大戦中の日本国が「アジアを“解放”して日本領土にしようとした」ように)でしょうから、お互いにとって、万々歳だと思います。

上記の「深圳新空港」の利用を含めて、世界の大勢は、まず香港側につくでしょうが、たぶん、すぐにも見放されちゃいます。

資源も地の利もさしたる歴史もないちっぽけな土地に金持ちだけが「高度な自治」の許、自由に暮らす。。。。望み通り、それで行きましょう。やがて世界のどこからも見放されるでしょうが、大丈夫です、日本だけは助けてくれる、、、かも知れません。

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僕は、無知でバカですから、右とか左とか、善とか悪については、よくわかりません。

繰り返し、、、、僕は無知でバカだから、理論武装とかは全く出来ません。女子供(えらい差別語ですかね?)のように、感覚的にしか捉えることが出来ません。それで上空の飛行機の窓から、地上を見降ろして、感慨に耽っているのです。

ただ一つ、「一方に偏ること」だけは、絶対にしたくない。

「正義」「平和」「自由」「真実」、、、、どちらか一方に概念が集まってしまえば、これほど恐ろしい結果に結びつく

方向はどっちでもいい。「一方に集まること」が恐ろしいのです。

僕は、基本的に、香港も中国も大好き人間です。

1万倍の中国に、香港の「民主」「自由」を輸出することなど望みません。それが為されたとしても、建前だけの「民主的自由」による、出来の悪いクローン人間かアンドロイドのようになってしまうだけなのはないでしょうか?

1万分の1の香港を、「中国共産党の完全支配下」に「拘束」してしまうことも、むろん望んではいません。香港は、良くも悪くも、西洋の文化や価値観と、東洋の文化や価値観が融合した、世界に類ない魅力的な地だと思うのです。

一国二制度の不思議な体制の許、互いの「正義」へのビジョンを切磋琢磨しつつ、仲良くやって行って貰うことが出来れば、僕としては嬉しいのですが。

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追記②
バッキー訃報の話題が数多く報道されています(感慨深いのは関西人団塊世代限定かもしれませんが)。幾つかを紹介しておきます。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190916-00000042-dal-base 小山正明
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190916-09151006-nksports-base 吉田義男
https://headlines.yahoo.co.jp/cm/main?d=20190916-00000135-spnannex-base&s=lost_points&o=desc&t=t&p=3 映画「秋刀魚の味」(1962年)

僕自身のバッキーに関する思い出は、「青山潤三の世界・あや子版」近況報告2018.12.24をご覧ください。
https://blog.goo.ne.jp/gooaojyun/e/7efa87020dc7f1622a208d1d6942ba6a