社会の窓から

社会の窓を開け放ち、世界の人々と交わろう。

2020.4.16 女神と僕と黒魔術

15年ぶりの、日本での「女神」撮影です。
 
前夜
お昼に福生の病院で転んでパソコンをぶつけてインターネットが出来なくなってしまいました。ヨドバシカメラで修理。3000円。夕方長岡のホテル(編集U氏の立替予約済み)着。夜、ベッドの上でインターネットしながら、眼鏡をかけたまま眠ってしまった。深夜熟睡中に顔面激痛。何が起こったのか、さっぱりわかりません。見ると眼鏡の破片が布団の上に。熟睡中にパソコンにぶつかって眼鏡が目に突き刺さってしまったらしいのです。幸い眼球には異常なし。でも、眼の周りは血だらけです。出歩く際に変に思われそうだし、一応バンドを貼っておきました。僕も黒魔術にかかっているようです。
 
第1日目
長岡の天気予報は一日中降水確率ゼロ。しかし朝から雨です。JRの浦佐駅まで行き、とりあえず裏山に登ってみることにしました。ここを選んだのは、単に駅と山際の距離が一番近かったからです。でも、道がない。雨の中、渓流をよじ登っていきました。滝つぼに落ちたりしながら、三時間ほど奮闘。むろん蝶は一匹(本来の昆虫の数え方は「一頭」ですが、ここは語呂の流れで「一匹」)もいなかったけれど、一応「黒魔術」の手からは逃れて、無事生還しました。
 
第2日目
天気予報は雨。空を見ると晴れていたので、無視をして再挑戦です(一日中雲一つない快晴、天気予報は無視するに限ります)。昨日と別の、道があるところを登ることにしました。地元の人は「昔はギフチョウいたけれど絶滅しちゃったみたいだよ」と言ってたけれど、沢山飛んでいました。でも花(カタクリ)にやってくるのは、午前11時から正午にかけての一時間だけみたいです。ワンチャンスで15年ぶりに「春の女神」撮影に成功しました。来年はギリシャに行って、「西洋の春の女神・萌葱蝶」を撮影して、セットでどこかに発表しようと考えています。それにしても、普段は息絶え絶え(頭と胸が痛く、首を絞めつけられるように息が苦しく、猛烈な吐き気に襲われ、、、)なのに、よくまあ山を何百mと上り下り出来るものです
 
緊急云々指令とかが出ているので、明日以降また東京に戻って、部屋に籠るしかありません。

 

写真は「社会の窓から」に載せることが難しいようなので、「青山潤三の世界・あや子版」のほうを見てください」。