社会の窓から

社会の窓を開け放ち、世界の人々と交わろう。

「ギリシャと日本で対応する興味深い数種の蝶について」 第六回 IV シロチョウ科(ツマキチョウ族/ツマキチョウの仲間)

ギリシャの気候は、緯度で言えば日本東北地方辺りになるのですが、気温はかなり暖かく、日本の南部 に相当するのではないでしょうか? もうしばらくすると、春一番の蝶も現れるはずです。
春早くに出現する蝶には、幾つかのパターンがあります。
最も一般的なのは、一年中に何度も世代を繰り返す種の、第一回目の世代。例えばモンシロチョウは、 東京付近では年に 4~5 世代を繰り返しますが、より暖かい地方では、最大 7~8 世代に達するのでは ないかと思われます(ただし南九州や沖縄などの、ごく暖かい地方では、冬の間もずっと活動している 代わりに、夏の間は酷暑を避けて休眠している可能性があります)。
春早く現れるのは、このうち冬を蛹で過ごす種です。モンシロチョウやアゲハチョウもその一つで、春が 来れば、すぐに蝶が羽化します。
https://blog.goo.ne.jp/gooaojyun
図表1(「青山潤三の世界・あや子版」をご覧ください)
年に何世代か繰り返す種でも、冬の間を幼虫で過ごす種の場合は、スタートがやや遅れます。卵で越 す種になると、親蝶の出現は更に遅れます。年に一回梅雨の季節に出現するミドリシジミの仲間などが、 その代表です。
https://blog.goo.ne.jp/gooaojyun
図表2(「青山潤三の世界・あや子版」をご覧ください)
冬の間を親蝶で過ごす種もいます。蛹で冬を過ごし、春に親蝶が羽化する種の場合は、冬から春に移 り変わる季節に、少々暖かい日とか天気の良い日が続くからと言って、特別早く現れるわけではありま せん。蛹の体内で成長ホルモンを調節しながら(積算温量とか積算日照とかによって)羽化をするおお よその時期が、最初から決まっているのです(したがって、冷蔵庫に入れるとか、終日電球の光を当て 続けるなどして、強引に羽化させることも可能です)。
一方、親蝶で冬を越す種の場合は、寒い冬の間も完全に生理的な機能を閉じているわけではないので、 冬の最中でも、ぽかぽかと暖かい、いわゆる「小春日和」の日などには、姿を現します。早春一番に出現 する蝶は、実質的には前年の秋から親蝶のままでいる蝶というわけです。
冬を親蝶で越す種は、早春に卵を産み、次の世代の親蝶が初夏に現れます。最初の世代が再び卵を産 んで、晩夏から秋には二回めの世代の親蝶が現れます。そして、この世代は、親蝶の姿のまま冬を越す のです。
https://blog.goo.ne.jp/gooaojyun
図表3(「青山潤三の世界・あや子版」をご覧ください)

そういった、一年の間に、最初の世代と冬越し世代の二世代が出現する種では、最初の世代がごく一 般的な姿をしているのに対し、親で冬越しする世代では、翅の形や、閉じたときの裏側の模様が、敗れ た枯葉等にそっくりに成ります(キタテハなど)。
また、成虫越冬する種の中には、春に卵を産み、夏に新しい世代の蝶が現れて、(2 世代を繰り返さず に)そのまま冬越しする種もいます。
すなわち、同じ個体が(春に卵を産んで死んだ後に、次の世代が親蝶になるまでの僅かな期間を除く) ほぼ一年中親蝶の姿で過ごすわけです(ヒオドシチョウやヤマキチョウなど)。「蝶の姿」という前提では、 最も長生きする蝶、ということになります。
https://blog.goo.ne.jp/gooaojyun
図表4(「青山潤三の世界・あや子版」をご覧ください)
もっとも、卵から親までを「一つの命」と捉えるならば、最も長生きなのは、過酷な状況に暮らす「高山 蝶」(のうちのごく一部の種)です。
その日本における代表的存在が、北海道大雪山周辺の高山礫地のみに棲息するウスバキチョウ。
https://blog.goo.ne.jp/gooaojyun
図表5(「青山潤三の世界・あや子版」をご覧ください)
一年目の夏を(石礫などに産み付けられた)卵のまま過ごし、次の年の初夏に幼虫が孵化、短い夏の間 に食草のコマクサの葉を食べ成長して蛹になり、そのまま 2 年目の冬越しを経たのち、足掛け 3 年目の 夏になって、やっと次の世代の親蝶が現れます(*近縁な種でギリシャにも分布するクロホシウスバシ ロチョウや、同属種のアポロチョウの場合は、卵が産みつけられた翌年に親蝶になります)。
暖かく食べ物が豊穣にある条件に恵まれた地に棲む種は、一年に何度も世代を繰り返します。言い換 えれば、恵まれた環境下に置かれた種の一つの世代(個体・命)は、卵や幼虫や蛹の期間を含めても、 一か月生きているかどうかなのです。
それに対し、過酷な環境下に置かれた種は、ひとつの個体(個体・命)で何年も生き続けるわけです。
比喩的に表現すれば、辛苦の人生を重ね、独りぼっちのまま 100 才を超えても長生きし続ける人生と、 青春を謳歌し、若い間に子供を作って、20 歳そこそこで若死にしてしまう人生と、どちらが「幸せ」か、と いうことですね。
「個体」としての「生命」の維持と、「種」としての「生命」の継続。生物(命)にとって、 どちらがより基本的 事項(優先順位)なのでしょうか?
答えは出ないでしょう。「人生いろいろ」というしかないのです。「時間」の持つ意味は、共通の物差しで は測れない、ということです。
https://blog.goo.ne.jp/gooaojyun

図表[写真]6(「青山潤三の世界・あや子版」をご覧ください)
↑日本では「高山蝶」の一つに数えられるクモマツマキチョウ。中国やヨーロッパでは低標高地にも見ら れます。しかし高山性の集団もあって、写真は四川省西部のチベット高原の一角(標高 3500m付近、 2010.6.7)で撮影したもの。このあと紹介するユキワリツマキチョウと一緒に飛んでいます。
話がまた逸れました。
蝶の生活サイクルには、上記のほかに、もう一つのパターンがあります。
最初に述べた、「春に蛹から親蝶が羽化する」うちの多くの種では、その年の間に引き続いて何世代か を繰り返しますが、春に産み付けられた卵がひと月ほどで蛹には成っても、夏に蝶の姿になることはなく (同じ年の間に世代を重ねることはなく)、蛹のまま夏(夏眠)と冬(冬眠)を過ごし(土くれや落ち葉や木 や石の窪みなどに潜む)、翌年の早春に、満を持して親蝶が現れるパターンです。
https://blog.goo.ne.jp/gooaojyun
図表7(「青山潤三の世界・あや子版」をご覧ください)
別段、優劣があるわけではないですが、自然愛好家にとっては、「早春にだけ蝶が現れて、ほかの時期 はどこかに潜んでいる」、、、、なんとも魅力的です。
これらの種のことを、「スプリング・エフェメラル」と呼びます。。
「エフェメラル」は、もともとギリシャ語で、「一瞬の儚い命」といったニュアンスだと思いますが、固有名 詞としては昆虫の「カゲロウ(蜉蝣)」を指します。
昆虫は、一般的に「変体」(「変態」ではない)を行います。
変体は、ざっくり言えば、進化した昆虫ほどが明瞭で、原始的な昆虫ほど不明瞭です。「昆虫」でない 「虫」、例えばゲジゲジなどの場合は、ずっと同じ姿を繰り返して脱皮し続けます。
カゲロウは昆虫の中では原始的な位置づけに置かれます(ちなみに「ウスバカゲロウ」や「クサカゲロウ」 は、カゲロウの名は付いていても「カゲロウ」とは全く別のグループで、蝶やカブトムシなどと同様に、高 等な昆虫の一群です)。
一般には、「カゲロウの命は一日」と言われていますが、個体(幼生時代を含めた一世代)として通して みれば、結構長生きで、多くの種が一年近く生きているそうです。
しかし、幼虫の時代には、何度も何度も(種によっては何十回も!)脱皮を繰り返し、いつまで経っても 親に成りません。最後の最後に羽が生えて親に成るのですが、カゲロウの凄いことは、「親になっても親 ではない」ということです。
すなわち「姿形」は紛いなき親なのだけれど、生殖能力がないのです。「親」の姿に成ってからもう一度 脱皮し、そこで初めて「親」としての生殖能力が備わるのです。
そして、交尾の後、すぐに死んでしまいます。儚いことの代名詞を「カゲロウ(陽炎)」という由縁です。 「エフェメラル」=「儚い一瞬の命」=「陽炎」=「カゲロウ(蜉蝣)」

「エフェメラル」すなわち「カゲロウ」ということになりますが、意味のイメージとしては「妖精」に近いかも 知れません。
またまた話が逸れてしまいました。蝶々の話に戻しましょう。
前回は、日本の「スプリング・エフェメラル」、「春の女神」として知られるギフチョウ(アゲハチョウ科)と、 そのギリシャに於ける対応種を紹介してきました。。
日本の「スプリング・エフェメラル」の代表的な種には、ギフチョウのほかに、ツマキチョウ(シロチョウ科)、 コツバメ(シジミチョウ科)、ミヤマセセリ(セセリチョウ科)がいます。春の妖精カルテットです。
ギリシャなどユーラシア大陸の西部にはギフチョウ属の種がいないのですが、それにとても血縁が近い モエギチョウ(シリアアゲハから改称)が、早春「春の女神」となって現れます。
一方、そのほかのお供?の三匹(桃太郎とサル・イヌ・キジ、あるいは三蔵法師と悟空・八戒・沙悟浄のよ うなもの)に相当する? ツマキチョウ、コツバメ、ミヤマセセリは、ヨーロッパにも同じ属の種が分布して います。
日本では、ギフチョウ(およびその近縁種ヒメギフチョウ)は、人里に棲む蝶で、特に珍しい種というわけ ではないのですが、分布する地域は限られていて(四国・九州には欠く)、名前は良く知られていても (一部の地域を除いては)目にする機会は少ないものと思われます。
しかし、あとの 3 種は、日本の大抵の地域で、ごく身近にみられることが出来ます。最近の人里生物は、 (帰化種ではなく在来種であっても)昔からその地に住み着いていたわけでなく、人為的な環境(都市 緑地とか田畑とか)を好んで、いわば「舞い戻ってきた」ような種が多く見られる傾向がありますが、この 3 種(特にコツバメとミヤマセセリ、、、、ツマキチョウはしばしば都心の菜の花畑などにも出現)に関して は、もともと棲んでいた場所(ごくありきたりの山裾の雑木林など)に、今も昔と変わらずに棲み続けて いるように思われます。
コツバメとミヤマセセリは、中国大陸や朝鮮半島にも普通にいます。また、ギリシャを含むユーラシア大 陸や、北米大陸にも、日本産と同一種と考えても良いほどのごく近縁な種が、複数種分布しています (このような分布様式を持つ種の大半は、九州本土の南部まで分布するのに、屋久島を含む西南諸島 と台湾に分布しない、という共通項があります)。
ちなみに、ユーラシア大陸と言ってもヨーロッパなどの西部には分布を欠き、東半部(主に東アジア)に だけ分布する種の多くは、屋久島や台湾(および八重山諸島)にも同じ種やごく近縁な種が分布する傾 向があります。
https://blog.goo.ne.jp/gooaojyun
図表8(「青山潤三の世界・あや子版」をご覧ください)
さて、この項の主役のツマキチョウ。
ツマキチョウは、ギフチョウのように「荘厳で気品のある美しさ」というわけではないのですが、結構可愛 らしく、翅先の朱色が良く目立つので、英語圏の国々では「Orange Tip/オレンジ・ティップ」という名で親

しまれています。
もっとも「オレンジ色の翅先」は♂だけで、♀はその部分も白と黒のモノトーンです。ギフチョウ&モエギチ ョウ、コツバメ、ミヤマセセリは、ぱっと見では雌雄の区別を付けるのが難しいのに対し、ツマキチョウの ♂♀は一目瞭然です。
実は、この原稿の大半は、2 月に入ってすぐ書き上げていたのですが、ひと月近くアップが遅れてしまっ たのは、(むろんチエちゃんのほうの都合も有ったのだけれど)僕も完成原稿の送信を忘れてしまってい たのです。
というのは、この部分で、『♂と♀とは何か(♂と♀が存在する理由 etc.)』という話を、ツマキチョウや昆虫 全体などからも逸脱して、大論文(?)を書き始めてしまいました。
そのうちに、いつものごとく(笑)、アメリカン・ポップスの話題に向かってしまい(「ロジャー・ミラー」の「キ ング・オブ・ザ・ロード」と「ジョディ・ミラー」の「クイーン・オブ・ザ・ハウス」の話から始まって、とめどもな く広がって、収拾がつかなくなってしまった。やばいやばい。
ここではその話は止めます。ツマキチョウは、“♂ も「春の乙女」”ということにしておきます。
日本産のツマキチョウ属は 2 種。
ツマキチョウのほうは、日本のほぼ全国の里山に(時に都心でも)普通に見られます。ポピュラーな蝶の 割には余り知名度はなさそうなのは、春早くにだけ出現することと、(同じころに同じ場所で第一世代の 親蝶が見られる)モンシロチョウやスジグロチョウの小さな個体ぐらいに思われていて、気にも留めらず 見過ごされているのでしょう。
もう一種のクモマツマキチョウのほうは、一応「高山蝶」の一員とされているので、マニアには大変人気 があります(南北アルプス、八ヶ岳、妙高山系、、、ただし実際の棲息地は高標高地ではなく、峰々に抱 かれた深い渓谷)。
ツマキチョウの仲間は、以前は広い意味でのモンシロチョウの仲間(シロチョウ族)に含められていた(食 草もモンシロチョウと同じアブラナ科)のですが、DNAの解析結果では、次に紹介する予定のモンシロ チョウの仲間(ミヤマシロチョウ属やカザリシロチョウ属なども含む)とも、その次に紹介予定のモンキチ ョウの仲間(キチョウ属やヤマキチョウ属なども含む)とも、血縁上遠く離れていることが判明し、独立の 「ツマキチョウ族」が立てられています(熱帯性の巨大なシロチョウのツマベニチョウもこちらに近いよう です)。
ナノハナ畑を飛んでいるツマキチョウ(殊に♀)を、少し離れた場所からモンシロチョウやスジグロチョウ と見分けるのは意外に難しいのですが、コツを掴めば遠くからでも区別が付くようになります。
ひとつは止まり方。モンシロチョウの仲間は、翅を閉じていたり、半開きにしていたり、平らに開いていた り、いろいろです。モンキチョウの仲間は、静止時には必ず翅を閉じていて、開くことはありません。ツマ キチョウの場合は、活動中は開いていることが多いので、その点ではモンシロチョウの仲間と共通しま すが、完全に開ききってしまうことは少なく、大抵は半開きの状態で、花にぶら下がるようにして蜜を吸 っています。
もっと顕著な特徴は、その飛び方です。余り寄り道をせずに、一直線に飛び進みます。そして突然花にと まって、しばし蜜を吸った後、また真っ直ぐに飛び去って行くのです。カメラマン泣かせの蝶です。撮影

中は、まるで陸上競技のインターバルトレーニングをしているような状態になってしまいます。
ツマキチョウは翅先が鎌状に屈曲し、クモマツマキチョウは逆に、モンシロチョウやモンキチョウよりずっ と丸みを帯びた翅型です。
ツマキチョウの仲間全体で言えば、丸い翅のクモマツマキチョウのタイプの方が主流で、ユーラシア大陸 に広く分布するクモマツマキチョウをはじめ、ヨーロッパ~アジア~北米大陸に数多くの種が分布して います。
一方、鎌状に尖る翅を持つ種は4種だけで、世界的に見れば分布域も限られています。
日本や(奥地を除く)中国大陸に広く分布するツマキチョウ Anthocharis scolymus。中国の奥地、四川省 西部~雲南省北部などのチベットの高地帯に分布するユキワリツマキチョウ Anthocharis bieti。北米大 陸の東海岸(アパラチア山脈からニューヨーク近郊にかけて)に分布するアメリカツマキチョウ Anthocahris midea。合衆国南部やメキシコ高地帯に分布するメキシコツマキチョウ Anthocharis limonea。
あとはみな、アメリカやヨーロッパに分布する種は、クモマツマキチョウ同様の丸い翅型です。
クモマツマキチョウは、ユーラシア大陸の比較的寒冷な地域に広く分布し、高山蝶の一つに数えられる 日本と違って、中国やヨーロッパでは、低地で見られることも珍しくはありません。
極めつけは、中国東部(長江下流域の上海近郊山地)に分布するヒイロツマキチョウ Anthocharis bambusarum です。日本で言えば屋久島と同緯度の、亜熱帯地域に位置する、低地の菜の花畑を、熱帯 性の蝶たちとともに舞っています(32 年前、僕の最初の中国行きは、その当時「クモマツマキチョウの仲 間がこんな暖地に分布しているはずがない、きっとデータの間違いだろう」と言われていたのを、記録地 の杭州郊外で再確認することが目的でした)。
https://blog.goo.ne.jp/gooaojyun
図表9[写真9-12](「青山潤三の世界・あや子版」をご覧ください)
ギリシャには、クモマツマキチョウのほか、同様に翅型が丸い種が 3 種分布しています。うち 2 種は、翅 の地色が白ではなく薄っすら黄色味を帯びていて(裏側では特に顕著)、ヨーロッパではギリシャ周辺 にだけ見られます(東は中東からイラン周辺にかけて分布)。
他に、別属のツマグロチョウ属 Euchloe の 2 種も分布しています。♂の翅先がオレンジ色にはならず、 ♀と同じ白黒模様です。
年に 2 回発生することもツマキチョウ属と異なる性質ですが、「大事なところ」の形状は両属で全く変わ りません。従って厳密には Anthocharis も Euchloea に含めるべきなのですが、ここでは従来通り別 の属として示しておきます。
ツマキチョウ族の大半は、ユーラシア大陸と北米大陸に分布していますが、南半球のアンデス山脈にも、 ツマキチョウ属に近縁で一属一種の Eroessa 属が分布しています。“エロエッサ”とは何とも魅力的な 響きをもつ学名ですね。
中南米には他に、ツマキチョウ属 Anthocharis に近縁で外観がモンシロチョウの仲間に酷似した Heterocharis 属が分布しています。

9クモマツマキチョウ Anthocharis cardamines 10キイロツマキチョウ Anthocharis damone 11ウスキツマキチョウ Anthocharis gruneri 12ツマグロチョウ Euchloe ausonia 13キバネツマグロチョウ Euchloe penia
https://blog.goo.ne.jp/gooaojyun
図表13(「青山潤三の世界・あや子版」をご覧ください)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
*この記事は、すでに「チエチエブログ(から移動した別サイト)」に掲載済みの記事です。
「社会の窓から」を始めるにあたり、改めてこちらに再掲載しておきます(以前に掲載済みのものは、写 真がピンボケになっていることもあって)。
*周年発生経過(世代交代のパターン)の例を表にして付け加えておきました。
「モンシロチョウの仲間」に次ぐ「シロチョウ科」の 2 つ目の記事と考えてください。このあと、シロチョウ科 を 3 回前後新たに書き下ろし、その後に、やはり「チエチエブログ」に掲載済みの「アゲハチョウ科」の再 掲載を行っていきます。
現時点では、筆者自身が撮影した写真は、東アジア(主に中国)産の種だけを紹介、ギリシャ(ヨーロッ パ)産の種については、インターネット上で見つけた対応種を(小さく並べて)引用借用しています。来春 以降、筆者自身によるギリシャ
での生態写真の撮影が叶えば、随時写真を加えて行く予定です。